雨の日はWi-Fiがつながりにくい?スマホ初心者が知っておくべき原因と対策!

家の中のWi-Fi環境が整っているのに、スマホのデータ残量が一晩で減ってしまった経験はないですか?動画やYouTubeなど、これまで通信料を気にせず観ていたのに、いったいどういうことでしょう。調べてみると、どうやらWi-Fiは豪雨や台風に弱く、Wi-Fiがつながりにくい、という性質があるようです。そこで、雨の日の原因や、初心者が知っておきたいWi-Fi対策をチェックしておきましょう。

こんなメッセージが

残り200MBでご利用のデータ容量が1GBに到達します。

データ定額ミニモンスターは、毎月の利用データ量に応じて、自動的に定額料が変動します。
※1GB超過〜2GBまでのデータ定額料金は、4,480円(税抜)となります。

ある日の夜、こんなメッセージがスマホの契約会社から入っていましたが、気にもとめず動画を観ながら寝落ちしてしまいました。

ご利用データ容量が1GBを超過しました。データ定額ミニモンスターは、毎月の利用データ量に応じて、自動的に定額料が変動します。2GBまでのデータ定額料金は、4,480円(税抜)となります。

翌朝起きると、再びこんなメッセージが……。あわててデータの残量を調べると2GBまでわずかしか残っていません。つまり、一晩のうちに1GB減ってしまったようです。

スマホの動画や動画やYouTubeなどをみるとき、自宅のWi-Fiにつなぐことで通信料を節約できます。私も家ではWi-Fiを使用しているので、スマホのデータ通信は最小容量1GBの契約をしています。

もちろん契約の内容はわかっていたつもりで、Wi-Fiの扇マークがスマホの画面にみえていれば通信制限も通話料もかからないと思い込んでいました。

ところが、一晩で1GBも超過するなんて、いったいどこで使ってしまったのか??

まずWi-Fiのしくみとは

Wi-Fiとは、家の中で使っているパソコンやスマホ、テレビ、ゲーム機などのネットワーク機器を無線の電波でインターネットとつなぐためのシステムのこと。

Wi-Fiの便利なところは、これまでケーブルが届かなかった場所でも数十メートルの範囲でカバーできることです。

リビング、寝室、子供部屋など、配線なしでネットをつなぐことができ、ケーブルが減って見た目もすっきりします。

これまでのようなインターネット接続の有線LANだと、各々の機器に配線が必要となり、ごちゃごちゃしてお掃除するにも一苦労でした。

なんとなくスマホをしている人も、インターネットの親機からコードレスでスマホにつながるというWi-Fiの役割が理解できたでしょうか。

Wi-Fiは雨に弱い?

Wi-Fiを利用するには、多くの方がホームルーターを利用していると思いますが、Wi-Fiは雨の影響を受けやすい性質があるそうです。

  • 考えられる原因1

パソコンはケーブルでつないでいるので台風や豪雨の影響は受けにくいのですが、Wi-Fiは無線で電波を拡散させていて、電波は水にあたると吸収されやすいため、湿度による干渉を受けやすくなります

ですから、雨の影響で電波が不安定になると、Wi-Fiでつながるスマホは感度が弱まることがあり、ネットにつながりにくくなるというわけです。

  • 考えられる原因2

Wi-Fiの電波は横へ広がりやすく、縦方向には広がりにくいことがわかっています。建物の1階から2階へ電波を飛ばす際、電波が障害物を避けるため窓際から外へ出て2階に届くので、その間に電波が雨に吸収されてしまいます。大雨が長時間降り続くと、天候の影響を受けやすく要注意です。

  • 考えられる原因3

悪天候のときは、外出を控えて家にいる人が増えるので、ネットを使用する人が多くなり、無線の電波が混雑するという状況も考えられます。ご近所が隣接している場所では、各家がそれぞれ周波数の違うWi-Fi電波を飛ばしているからです。

また、有線LANであっても、いっせいにインターネットを利用すると基地局に負担がかかるため影響を受ける可能性もあります。

こうした理由でWi-Fiの電波を上手く受信できないと、スマホが自動的に「データ通信」に切り替えてしまうことがあります。

私の場合、スマホのデータ減少は、前日から大雨が続いていたので自動的にデータ通信に切り替わってしまい、それで一晩に1GBも減ってしったのかなと考えています。でも、まだこれで解決とはならずその翌日もデータ容量の減り方がすごい勢いなので、どうすればいいのか?

初心者でもできる対策

  • やってみるべき対策1

雨でWi-Fiルーターに負荷がかかっている状況で、パソコンやテレビ、スマホ、ゲーム機、プリンターなど複数の接続していると1台あたりの電波が弱くなります。そんなときは、通信機器の台数を減らしてみるとつながるようになることもあります。

また、鉄筋コンクリートの建物の壁は感度が悪くなるので、マンションなどでは設置場所をずらしてみると改善されることも。一般的には、窓際ほど電波を受信しやすくなります。

  • やってみるべき対策2

ルーターの内部でエラーが発生していることが考えられます。案外、思いつかないことですが、リセットし再起動することで解決することが多々あります

やり方は、Wi-Fiのコンセントを一度抜いて、30秒〜1分経ったら再起動してみましょう。パソコンがフリーズしたときと同じ要領ですね。

  • やってみるべき対策3

夜になるとネットが遅いという場合は、Wi-Fiが混み合っていて電波干渉が起きていたり、もともとのインターネットもつながりにくくなっていることなどが考えられます。

これは、自分ではどうにもできないので事態の修復まで待つしかないですね。

今回のトラブルに関して対策2の再起動を試してみたら、Wi-Fiルーターもパソコンもスマホもみごとに解決しました。一度電源を切りるだけの簡単なことでしたが、たどり着くまでに2日も経っていました。その後は、2GBまであと0.22MBを残したまま、動画やYouTubeを楽しんでいます。

ちなみに、1GBでアマゾンプレミアムなどの映画や動画なら約2時間観られるというのが目安です。YouTubeでは、高画質で制作されたものは約90分、中画質だと3時間くらい観られます。

これまでのように、Wi-Fiでつながっているときはモバイル契約は使わなくてもいいので、ネットが見放題です。

なお、Wi-Fiルーターがあるだけでインターネット接続できるわけではなく、まずはプロバイダーや回線事業者との契約が必要になります。

まとめ

ふつうの雨ではそれほど影響はありませんが、最近のように集中豪雨が何日も続くような状況では、Wi-Fiの扇マークがみえていてもスマホのデータ容量が急に減ることががわかりました。雨の日のスマホはデータ料金が跳ね上がることがあるので、気をつけてくださいね。