オリーブオイルトーストで健康効果あり?アレンジレシピやオイルの選び方も

オリーブオイルにはオレイン酸やポリフェノールが含まれていて、パンにつけて食べると血糖値の上昇を抑える効果があるってご存知でしょうか?体にいいものなら最大限に引き出して、おいしく食べたいですね。はちみつ、生ハム、チーズ、などをちょい足しアレンジもおすすめ。また、トーストに合うオリーブオイルの選び方もご紹介します。

オリーブオイルトースト

つくり方

食パンにバターをのせ、オーブントースターで焦げ目がつくまで焼きます。焼けたバタートーストをお皿にのせ、オリーブオイルを大さじ1杯、回しかけて出来上がりです。

バターの塩気とオリーブオイルの香りで、いつものトーストが芳醇な味わいに。

オリーブオイルがたっぷり染みるように4cmくらいの厚切りの食パンを使うのがポイント。包丁で切れ目を入れると食べやすく、オリーブオイルがよく染み込みます。

食パンなどの炭水化物はオリーブオイルといっしょに摂取すると、血糖値の上昇も下降もゆるやかになり、血糖値スパイクを抑制する効果があります。

また、血液をサラサラにしたり、整腸作用、認知症の予防、皮膚の乾燥などにも役立ちます。すっきりした風味のオリーブオイルは、胃がもたれることもありません。

ちょい足しアレンジ

オリーブオイル&はちみつ

オリーブオイルトーストに、はちみつを回しかけるだけで出来上がり。ジュワーっと染み込んだはちみつの甘みとオリーブオイルのしっとり感がたまりません。はちみつはたっぷりがおいしいです。

栄養価がバランスよく含まれたはちみつには、疲労回復、風邪予防、美容効果など、1日の健康維持の手助けをしてくれますよ。

オリーブオイル&生ハム

生ハムに塩気が含まれているのでバターは使わず、食パンだけを焼いてオリーブオイルを回しかけ、最後に生ハムをのせて出来上がり。

生ハムの塩っぱさとオリーブオイルの組み合わせは、シンプルだけど深い味わいを感じさせてくれます。ワインのおつまみとしても、かんたんでおすすめの一品です。

オリーブオイル&チーズ

ナチュラルチーズやブルーチーズなど、冷蔵庫に残ったりしていませんか。バターの代わりに、チーズをのせて食パンを焼き、最後にオリーブオイルを回しかけましょう。

チーズのとろとろ感とオリーブオイルの香りが楽しめるトーストです。 朝食はもちろん、おやつにも  …。

オリーブオイル&バジル

市販の乾燥バジルやバジルペーストを利用します。バタートーストが焼けたら、オリーブオイルを回しかけ、最後にバジルを適量ふりかけます。

バジルの香り成分には、アンチエイジングやリラックス効果が期待できます。バジルといえばマリネやパスタの食べ合わせがおなじみですが、オリーブオイルトーストでもぜひ試してみてください。

オリーブオイルの成分と効果

オリーブオイルにはオレイン酸やポリフェノールが豊富に含まれていて、動脈硬化や高血圧、心臓病などのリスクを減少させ、生活習慣病を予防してくれます。

このオイレン酸には、コレステロールを減らす作用があるのですが、悪玉コレステロール値を下げ、しかし善玉コレステロール値は下げないという働きをしてくれます。

なので、動脈硬化・高血圧・心疾患などの生活習慣病を予防、改善につながります。また、血圧降下や血糖値を下げる効果もあり、高血圧や糖尿病の予防にも役立つとされています。

また、オレイン酸は胃の中での滞在時間が短いので、胃もたれや胸焼けなどが少なくなり、胃の疾患の予防や改善につながります。

さらに、オレイン酸は皮膚を柔らかくする効果があり、美肌づくりにもうれしい効果が期待できますよ。

その他にも、抗酸化作用の強いポリフェノールを多く含んでいるため、体内で脂肪細胞が増加するのを抑制する働きを持っています。強い抗菌・抗ウイルス効果を発揮します。

こんなに身体に良いといわれるオリーブオイル、朝食でトーストといっしょに積極的に取り入れてみてはいかがでしょう。

トーストに合うオリーブオイルは?

さまざまな種類のオリーブオイルが市販されていますが、オリーブオイルトーストに合う種類や使い方などを知りたくなりますね。


■エキストラバージンオリーブオイル

オリーブオイル特有の豊かな香りと味わいが特長です。一般的には、生食で味わう食べ方が好まれています。食べ慣れた料理にプラスするだけで、風味とコクがアップして新しいおいしさに出会えます。

・サラダのドレッシングやマリネに
・パンにつけて
・グリル野菜や温野菜に回しかけて
・卵かけご飯や納豆、冷奴に
・バニラアイスやアップルパイなど、スイーツに
・仕上げの香りづけとして
・アヒージョなど、油を味わう料理に

■オリーブオイル(ピュア)

エキストラバージンオリーブオイルに比べると、味や香りがマイルドなのが特長です。一般的には、焼く・炒める・揚げるなど、加熱調理の油として好まれています。

・パスタの炒め油として
・焼き魚や目玉焼きに
・フライや天ぷら、から揚げに

オリーブオイルは、大きくエンストラバージンオイルピュアの2種類に分けられます。

エクストラバージンオリーブオイルとは、オリーブの果実をしぼってろ過しただけの一番搾りのオイルのこと。オリーブオイル特有の香りと味わいが豊かに感じられ、酸度0.80%以下などの厳しい基準をクリアしたものだけに、この称号が与えられます。

エクストラバージンオリーブオイルには、甘味や苦み、スパイシーな個性の強いものから、味も香りもマイルドなものまで、品種によってさまざまな持ち味があります。

ピュアといわれているものは、そのしぼっただけのオイルを精製し、香りや味のない油の状態にしたものと、エクストラバージンオリーブオイルもしくはバージンオリーブオイルをブレンドして出来上がります。ブレンドの比率に決まりはないので、ほぼ無味無臭のものもあれば、オリーブオイルらしさを感じるものもあります。

ちなみに、ピュアという呼び名は日本国内だけのもので、正式には、オリーブオイルという名前に分類されます。

いろいろな種類を味わい、作る料理との組み合わせを考えるのも、オリーブオイルの醍醐味です。

早摘みグリーンオリーブ

早摘みグリーンオリーブとは、オリーブの実が熟す前のわずかな期間に収穫されるオリーブのこと。フレッシュな風味と、豊富なポリフェノール含有量が特長です。


早摘みグリーンオリーブは、熟したオリーブ果実に比べると、搾油できるオイルの量は多くありません。同じ量のオイルを得るにはより多くの原料を必要とするため、希少性が高くなります。

有機オリーブオイル

有機栽培のオリーブから作られた有機オリーブオイル(オーガニックオリーブオイル)。栽培の難しさから、有機オリーブオイルはイタリアでも国内生産量の十数%と言われています。

まとめ

オリーブオイルはトーストにかけて食べると、好きな人にはあの青臭い風味がたまりません。年齢とともに気になる高血圧、美肌などの健康効果につながるとなれば、ドレッシングやパスタ料理だけでなく、毎日、積極的に取り入れてみませんか。