畑で夏野菜を育てていると、赤じそや青じその種が飛んできて野菜のそばで自然に大きくなります。太陽をいっぱい浴びた赤じそジュースは、ビタミンB群やベータカロテンがたっぷりです。せっかくの赤じそパワーをそのまま放おっておくのはもったいない。作り方はとても簡単、手づくりジュースで夏を乗り切りましょう!
赤じそジュースの作り方!
材料
- 水……1800cc
- 赤じそ……300g
- 砂糖……100g
- レモン……1個
赤じその葉だけをハサミで切り取り、水でさっと洗っておきます。鍋に1800ccの水を入れ、沸騰したら赤じそを全部入れます。
赤じそを湯に沈めながら、約5分間煮だします。しその葉が緑色に変化してきたら火を止め、葉を箸で絞りながら取り出します。すぐに分量の砂糖とレモン1個分の汁を入れ、かき回すときれいな赤色のしそジュースの出来上がり。すごく簡単でしょう。冷蔵庫に入れておくと、一週間ほど保存できます。
赤じそジュースのレシピでは、レモンの代わりにクエン酸を使うことが多いのですが、レモンの酸味が利いたほうが私は好きです。甘みも控えめにすると、さっぱりしていて飲みやすいです。汗をかいたら少し飲むという感じで、暑い日には2〜3杯、お茶代わりにしています。
赤じそが手に入るのは、梅干しを漬ける時期の6〜7月いっぱがベストタイミングです。スーパーのほか、野菜の直売場などで赤じその束を見かけたら、ぜひ試してみてください。冷やして飲むと、爽やかで喉がうるおいますよ。
赤じその成分とその効果
赤じそには、ベータカロテンやビタミンB群、C、E、Kなどの成分が多く含まれていて、夏の元気を発揮してくれます。ベータカロテンは、体の細胞を活性化して、疲れ目にも効果があるといわれています。しそジュースにするとたくさん摂取できるので、紫外線の強い夏にはおすすめです。
この他、鉄分やカルシウムも含まれていて、疲労回復や食欲増進など、夏バテ対策にも期待ができます。特に、赤じそに多く含まれているアントシアニンはアレルギー予防や血液サラサラ、美肌にも優れているとなれば、夏を元気に過ごすために欠かせないですね。
赤じそも青じそも、アントシアニン以外はほぼ同じ成分からなっています。刺し身のつまに青じそが必ずついているのは、防腐・殺菌効果が高いからなんですね。鼻にぬける青じその爽やかな香りが、文字どおり生魚の薬味の役割を果たしています。
香り成分のペルリアルデヒドには、防腐抗菌のほかに消化の分泌を促してくれる効果もあるそうです。青じそやしょうが、みょうがなど、料理の脇役には夏の力強さがあふれているので、積極的にとるといいですね。
炭酸で割ったり、アイスキャンデーにも!
連日、猛暑が続くと水分補給は欠かせません。熱中症対策にも、赤じそジュースを炭酸水で割って飲むとシュワ~として涼感をさそいます。最近は、炭酸水が美容にいいと、いり入れている女性もいるようです。
炭酸水には、血行を良くして食欲を増進する一方、たくさん飲み過ぎるとゲップがでてお腹が満腹になってしまうので、量を考えて飲みましょう。
お子さんには、しそジュースにもう少し甘みを加えて、棒をつけて冷凍庫で凍らせると色も鮮やかなアイスキャンデーの出来上がり。こちらも作り方はかんたんなので、夏休みなどにいっしょに作ると、お子さんもきっと大喜びです。
まとめ
赤じそには、ビタミンB群やベータカロテン、アントシアニンなどの成分がたくさん含まれていましたね。しそジュースを飲んで疲労回復、夏の元気を取り戻しましょう。