冷製ビシソワーズは難しい?困ったらリンナイデリシアにおまかせ!

新じゃがのおいしい季節です。夏は冷たいビシソワーズなんかにすると口当たりがいいのですが、わざわざつくるのは手間がかかりそう。でも、リンナイデリシアなら自動調理でレストランのような仕上がりに。おうちでビシソワーズづくりも夢じゃなくなりました。そこで、スープのつくり方とじゃがいもの豆知識もご紹介します。

じゃがいもの冷製ビシソワーズ

ビシソワーズとは、フランス語のVichyssoise=ビィッシー風という意味で、じゃがいもの「ビィッシー風冷製クリームスープ」のことをいいます。

ニューヨークのリッツ・カールトンホテルのシェフだったフランス人のルイ・ディアは、子どものころ夏になると母がポタージュに冷たい牛乳を混ぜてつくってくれた味が忘れられませんでした。

そこで、1917年6月ホテルの屋上レストランがオープンの時にビシソワーズを考案し、故郷の近くの避暑地ビィッシーにちなんでビシソワーズと名づけました。

濃厚なとろみと冷やして飲む喉ごしのよさがたちまち評判になって、レストランなどで夏のメニューにビシソワーズが取り入れられるようになったのです。

今回はリンナイデリシアのココットダッチオーブンを活用して、フランスの故郷の心に染みるスープをつくってみました。

ビシソワーズ材料/4人分

・じゃがいも……大2個

・玉ねぎ……1/4個

・水……300ml

・牛乳……300ml

・コンソメ顆粒……1個

・バター……大さじ1

・塩・こしょう……適量

・生クリーム……50ml

つくり方/タイマー設定(加熱/余熱 20分/10分)

①じゃがいもと玉ねぎを薄切りにしココットダッチオーブンに入れ、その上にコンソメ顆粒、水、牛乳を加え、蓋をしてグリルに入れます。

②グリルのタイマーを20分に設定し、ボタンを押して点火。設定時間になると自動で火が消え、余熱タイムになるのでそのまま10分待ちます。

ココットダッチオーブンの余熱調理で、じゃがいもと玉ねぎのうま味を凝縮。

③煮込みが終わったら、②に生クリームを加え、バター、塩、こしょうで味を整え、ブレンダーで滑らかににします。とろみが濃すぎる場合は、さらに牛乳を加えて調整します。

④冷蔵庫で冷やし、器に盛り、バジルを添えてできあがり。

ビシソワーズといえば真っ白な清涼感が醍醐味。ココットダッチオーブンの場合、じゃがいもと玉ねぎを炒めないので焦げて茶色くなったりすることもありません。

裏ごししたじゃがいもの食感と牛乳のクリーミーな口当たりを楽しむことができますよ。

じゃがいもの種類と特徴

最近は、スーパーの棚に多くの種類のじゃがいもが並んでいて見慣れないものもあります。ほくほくした食感や煮くずれしにくいなどの特徴や、それぞれおすすめの食べ方もみておきましょう。

  • 男爵いも
    日本でもっとも代表的な品種で、明治時代に川田男爵という方がアメリカから輸入したことから男爵いもと呼ばれるようになりました。

    形は大きくてごつごつしているので皮がむきにくいのですが、ほくほくとした食感でいもの風味もしっかりしています。

    煮崩れしやすいので、粉ふきいも、ポテトサラダ、コロッケ、サラダ、スープなどのつぶして使う調理向きです。
  • メークイン
    楕円形をして芽でこぼこもなく、男爵と比べると皮がむきやすいメークイン。新じゃがより低温貯蔵することで甘みが増します。

    粘り気のあるなめらかな食感が特徴で、煮くずれしにくく、カレー、シチュー、肉じゃがなど煮込み料理ならなんにでもおすすめです。

    男爵のようなホクホク感がないので、コロッケやじゃがバターには向いていません。
  • 北あかり
    北あかりは、北海道の試験場で男爵とツニカを交雑させて生まれた品種です。外見は男爵に似てごつごつして皮がむきにくいのですが、実は甘みが強いのが特徴です。

    煮くずれしやすいので、コロッケやサラダ、粉ふきいもなどの食べ方がおすすめです。

  • にしゆたか
    にしゆたかは長崎県で交配された、暖かい地方で収穫できる品種。最近、春と秋にスーパーで新じゃがとしてよく出回るようになりました。

    皮の色は淡い黄色で、実も淡い黄色、男爵のような形をしていますが表面はツルンとして皮はむきやすいです。

    火が通りやすく、煮崩れしにくく、煮ものやカレー、ポトフにも最適です。細切りにして油でさっと炒め塩をふりかけるでけでもおいしいですよ。
  • グランドペチカ
    じゃがいもとさつのいもを掛け合わせたような外観と、赤いまだら模様が特徴。見た目は皮が硬い感じですが、断面はきれいな黄色をしています。

    まるで栗やさつまいものような深みのあるコクと味わいがあります。カレーや煮ものなどじっくり加熱すると、粘りのある肉質と強い甘みがでてきます。
  • インカのめざめ
    インカのめざめというネーミングに惹かれます。黄色い色をした栗のように濃厚な味わいに、はじめて食べたときはこれもじゃがいも?って驚くと思います。

    卵型の小ぶりサイズで、低温貯蔵されたものは甘みがより強くなります。煮くずれしにくく舌ざわりがなめらかなので、カレーやシチューのほか、フライドポテトややスイートポテトなどおやつとして食べてもおいしいです。

まとめ

ビシソワーズは、暑い夏にぴったりの冷製ポタージュです。でも、つききりで火加減を調整したり時間がかかるのは暑くて大変です。最近は自動調理機能がついているので、料理のレパートリーも広がりました。ガスコンロの買い替えを考えている方の参考になれば幸いです。