かんたん苔玉づくりにチャレンジ!夏の涼しさをさそう作品が完成!

苔玉って、小さな観葉植物をコロコロっと丸く苔で包んだもので、見た目がとても可愛いです。特に夏は苔の緑が涼しそうで、玄関や部屋のインテリアにいいですね。出来たものは値段もけっこう高いので、今回、市民教室の苔玉作りにチャレンジしてきました。思っていたより難しいところもありましたが、なんとか完成!

かんたん苔玉の作り方

苔玉づくりの材料

  • テーブル観葉植物…3個
  • ケト土+赤玉(7:3)…500ml
  • テングス
  • バケツ/ゴム手袋/ハサミ/水/ビニール袋(小)/新聞紙

①苔は乾燥した状態なので、バケツに水を入れて浸しておきます。

②ケト土と赤玉土を7:3の割合でビニール袋に入れ、水を少しずつ加えながら耳たぶくらいの柔らかさにこねます。水を入れすぎるとどろどろになって固まらなくなるので注意。
作業のテーブルに新聞紙を敷いておくとあと片づけが楽です。

③混ぜた土を手でお団子状にしたら、次は真ん中に植物がおさまる大きさのお椀の形をつくります。

④観葉植物をポットから出し、根っこについている土を外側から半分くらいの分量にそぎ落とします。伸びすぎた根があればハサミでカット。

⑤観葉植物をおわん型の土に入れ、周囲から押し固めるように形を作っていきます。丸型やとっくり型など、好きな形を作りましょう。

⑥水につけていた苔をよくしぼって、よけいな水分を除きます。形成できたら、⑤の上に苔を少しずつ貼っていきます。全体に約1センチくらいの厚さに整えます。

②〜⑥の作業はゴム手袋をつけないと、かなり手が汚れます。

⑦苔の上からテングスを十の字になるように交互に15回ほどしばります。最初と最後の、テングスを結んたら出来上がり。

ケト土とは、水生の苔やまこもなどの水辺の植物が枯れて底にたまり粘土状になった土のことです。苔玉をつくるときに、水持ちがよく粘り気があり初心者には扱いやすいです。

●作り方のポイント
ケト土と赤玉を混ぜるときの水の割合が難しく、しっかり粘土状にしておかないと植物の根とうまくまとまりません。

器や盆でおしゃれなインテリアに!

完成した苔玉はガラスの花器やお皿、お盆など器によって表情がガラリと変わります。大きな器や台にのせると存在感がまして、夏らしい雰囲気を演出してくれます。ガラスの器を使うと清涼感があり、苔の緑がいっそう映えますね。また、小さなお皿にのせて玄関やキッチンの小窓に置くと、可愛い印象になります。

夏の暑い時期に、苔玉ひとつで涼しい演出ができますので、ぜひ試してみてください。苔玉キットなどを利用すると材料も簡単に手に入ります。

●管理のポイント

水やりは2日に一度、苔玉全体を水にドボンとつけて水分補給をします。2年くらいこの状態で鑑賞できるそうです。もし、元気がなくなってきたと感じたら、苔玉を解体して土と苔を張り替えましょう。

まとめ

今回は教室で用意していただいた観葉植物で苔玉をつくりました。上手に水やりを続けると約2年くらい楽しめるらしいです。その後、4ヶ月経ってミニヤシと小さな葉のものはきれいなままですが、葉の大きな観葉植物は大きくなりすぎて鉢に植え替えました。大きくならない種類のものを選ぶようにしましょう。