キッチンが狭いと、オーブンレンジやミキサー、電気釜などの置き場所も悩みの種です。そこで、電気釜が壊れたのを機に、リンナイのハイテクガスコンロで土鍋ごはんを炊いてみました。全自動なので火加減の必要もなく、おこげの設定もできて、冷めてもおにぎりにするとおいしくいただけます。
全自動なので火加減の必要なし!
土鍋で炊くごはんって、「はじめちょろちょろ、なかぱっぱ……」と、火加減が難しいですよね。美味しいごはんが食べたいとはいえ、忙しい人にとってはなかなかハードルが高そうです。
毎日そんなことは無理と思っていたのですが、実際に自分でリンナイデリシアシリーズの自動炊飯モードで試してみると、電気釜とまったく同じ要領でごはんが炊けました。普段どおりお米を研いで30分ほど水に浸したあと、コンロのボタンを押すだけです。
オートメニューで弱火から一気に強火、沸騰したら火が少しずつ弱まって理想的な火加減が設定されています。加熱時間は約15分で、電気炊飯器より早いですね。むらし時間も設定されていて、蒸らし中です、調理が終了しましたと、ふたを開ける頃合いを音声で教えてくれます。
炊飯時間は、点火からむらし終了まで約30分、思っていたより短時間でおいしいごはんが出来上がりました。
土鍋で炊くと、ふっくらと甘く、おこげも!
炊飯用土鍋の種類はいろいろありますが、二重ぶた付の土鍋がおすすめです。鍋は深めのもので、ふたが重く、鍋に落とし込むような形を選んでください。内ぶたがあると鍋に圧力がかかり、熱が均一に広がって温度を逃さないので、早くて美味しいごはんが炊けるというわけです。
土鍋で炊いたごはんは、遠赤外線作用でふっくらしている、甘みがある、翌日でも美味しい‥などよく耳にしますね。土鍋のいいところは、熱がじっくりと伝わっていくことです。お米に含まれている甘みアミラーゼが活発になるのは、40〜50℃といわれます。旨味のアミノ酸も温度が急上昇するのではなく、土鍋でゆっくり温まることでお米の旨味成分をより引き出せます。
おこげの設定ができるのも、驚きです。弱め、標準、強めの設定ができて、おこげ好きにはたまりませんね。かまど炊きの懐かしい気分で、おこげで塩おにぎりを作ると、時間が経っても美味しく食べられますよ。
アレンジで炊き込みご飯も
お友だちの集まりや、家族の誕生日など、炊き込みごはんがあればそれだけでメインの一品になりますね。手の込んだ料理を作る時間がない、大人数に対応したいなど、土鍋の自動炊飯を使えば楽しみが広がります。
・松茸ご飯
・鶏の五目ごはん
・焼き鮎の炊き込みごはん
・しめじごはん
・あさりごはん
・パエリア風炊き込みごはん
など、季節や行事に合わせて、いろいろな炊き込みごはんも土鍋の自動炊飯機能で作りましょう。自動で炊いているあいだにほかの料理に取り掛かれるので助かります。ぜひ、一度、試してみてくださいね。