学生からシニアの方まで、今より少しでもお小遣いを増やしたいという方も多いのではないでしょうか。クラウドソーシングなら、場所や時間にとらわれず自分のスタイルで副業ができます。では、クラウドソーシングの登録の方法は?初心者でも月3〜5万円稼げるってホント?そこで、基本的な仕組みやポイントをまとめました。
クラウドソーシングとは?
クラウドソーシング(crowdsourcing)とは、インターネットを介したワーキングサービスのことで、サラリーマンの副業や家事の空き時間などを利用した新たな働き方として注目されています。
オンラインで仕事ができるのは手軽ですが、いろいろ不安もありますね。副業を始めたいけど……
・メンバー登録に会費がかかるのか? ・どんな人が登録しているのか? ・どんなクライアントなのか? ・どのような仕事があるのか? ・専門知識が必要なのか? ・報酬をきちんと払ってもらえるのか? ・クライアントとのトラブルはないか? |
実は、オンライン上でのクライアント(仕事の発注者)と在宅ワーカー(受注者)をマッチングしたり、仕事の管理、報酬の支払いなどを仲介してくれるサイトがたくさんあります。
初心者の方は、CrowdWorks(クラウドワークス)とLancers(ランサーズ)がおすすめです。日本で最大級のクラウドソーシングとして100万人以上の在宅ワーカーが利用しているので、どちらも仕事をしやすい環境が整えられています。
クリエイター系からライター系まで幅広い仕事から選ぶことができるクラウドワークスかランサーズのどちらかに登録してみるといいでしょう。
会員登録の方法
CrowdWorks(クラウドワークス)もLancers(ランサーズ)も新規登録の方法はほぼ同じです。
自分のプロフィールやメールアドレスを提示することはオンラインで仕事を始めるには不可欠ですが、本名やメールアドレスが公開されるわけではありません。
1.メールアドレス、ユーザー名、バスワード、生年月日などを入力。
2.「仕事を受注する」を選び「職種」を選択
3.利用規約、個人情報保護に同意
これで仕事の検索や受注ができるようになります。facebook、Yahoo、googleのアカウント情報で登録することもできます。
会員登録や応募の段階では利用料は発生することはありません。
クラウドワークスもランサーズも実際に仕事をした場合次のように手数料がかかります。
【システム手数料】
報酬額10万円以下……手数料20%
報酬額10万円〜20万円……手数料10%
報酬額20万円以上……手数料5%
報酬の低いほうが手数料が高いのは初心者にとって不利ですが、受注から納品まで安心して仕事ができるので致し方ないでしょう。
月3万円稼ぐ方法
まずは「タスク」で月5000円達成!
依頼形式は、「プロジェクト(固定報酬制)」「プロジェクト(時間単価制)」「コンペ」「タスク」の4種類に分かれています。また、「経験不問」や「タスク」「プロ向け」などさまざまな探し方があります。
初心者は、「タスク」形式から始めてみましょう。検索すると数百件のタスク案件が出てくるので、自分ができそうな分野を見つけて「作業」を完了すればいいだけです。
アンケートや文字数の少ない作業を選んで、いくつか試してみるといいでしょう。1件200円〜800円くらいとなっています。
単価は安いですが、自分の実績を重ねることで次のステップにつながります。だいたいタスク作業を20〜30件こなすと自信がついてきます。
また、依頼内容によってはスマートフォンでできるものもあります。保険やカードのアンケートに答えたり、大学の研究室のデータ収集など多彩です。
タスク作業/250円×20本=月5千円達成しました!
タスク作業のポイント タスク作業は時間勝負です。制限時間は1時間とかが多いので、メモ帳などで仕上げてからアップすると時間を気にすることもありません。ただし、他の誰かが作業を始めこともあるので、着手したら最速で仕上げるのがコツです。 |
クライアントと契約で月3万円
慣れてくるとタスクでは物足りなさを感じて、もっと記事を書きたくなってくるのではないでしょうか。次の目標は、クライアントとの契約で固定報酬月3万円を目指しましょう。
文字数は2000字〜3000字で、報酬は1件1000円〜2000円ほどの案件が多いです。観光地紹介や、季節の話題、Webライター、イラストレーターなど募集内容もさまざまです。
2〜3日で1本仕上げるくらいのペースが長続きします。時給に換算するとわずかですが、金額よりも自分の書いた記事がクライアントのブログに載ったり、どれくらいの読者が訪問してくれるのかなども励みになります。
プロフィールも重要
こうして仕事をしているうちに、クライアントからお仕事のスカウトがあり、継続的に受注してもらえるようになります。
仕事を受注しやすくなるためには、登録のときのプロフィールや実績など個人ページの内容を充実させることが重要です。これまでのキャリアや得意分野、どんな仕事ができるのか、できるだけ詳しく記入しておきましょう。
クライアントはこの情報をみて仕事を依頼してくることもあります。実際、私もクラウドワークスに登録して半年で、プロフィールをみて声をかけてくれたクライアントさんと、1年半ほど仕事をさせてもらいました。
プロジェクト契約/1件1600円(3000字)×月15本=24.000円達成しました!
初心者がいきなり単価の高い業務に飛びついても、発注する側もどのようなスキルを持っているかわからないので実績を積んでいくことが大切です。仕事が完了すると、「ありがとう」の評価が増えていくのが楽しみです。
また、プロフィール画像があるとスカウト数が2倍になるというデータがあるそうです。登録は自由ですが写真を載せなくても自己PRになるようなイメージ画像を設定してしてみましょう。
得意分野を探そう
専門分野などの得意分野があると、さらに報酬の高い案件がねらえます。税理士とか弁護士とかWebコンサルティングなどの専門分野では、1本5000円〜の案件もあるので、副業としてはかなりいいですね。
このほか、ライター、データー入力、翻訳、リサーチ、Webコンサルティング、デザイナー、フォト、動画撮影……なども専門性の高い案件があります。
あなたのこれまでの仕事の経験も得意分野になります。記事を書いたりイラストやデザインなど、自分の得意分野を具体的にプロフィールに載せておくと、クライアントから仕事の依頼が舞い込むかもしれません。
私の場合はテーマとタイトルが指定された記事づくりでしたが、ただ書くことがキツくなってきました。もっと自分の書きたい案件がないかと、3年目でランサーズに登録してみました。
今でもラッキーだったと思いますが、登録してすぐ趣味の茶道で長期契約の記事を書かせてもらえることに。記事と自撮り写真を付けてほしいという依頼でしたので、写真も趣味の私にとっては一石二鳥です。
プロジェクト契約1件3000円(2000字)/
写真5点×月12本=36.000円達成しました!
記事のタイトルを考えたり、納期のプレッシャーなどないわけではありません。サボっていると週の前半があっという間に過ぎ後半は焦りのパターンですが、なぜかブログの面白さにひかれています。
注意すべきこと
クライアントと継続的な仕事を受けるときは、依頼内容の詳細をよく確認してコンセンサスを取りながら進めることが大切です。
メールアドレスを求められたり、他のサイトに誘導されそうになったら、事務局に問い合わせることができます。あわてて交渉を進めたりしないよう気をつけてください。
本人確認済みやこれまでの発注履歴、相手からの評価の星の数などもよくみておくことが大切です。
まとめ
クラウドソーシングは実績を重ねることで、報酬アップにつながります。オンラインでの在宅ワークは、Webの知識が自然と身につき自己のスキルアップにもつながるので、ぜひ始めてみてはいかがでしょう。